どうも、トモヒロです
先日このようなツイートをしました。
#起業 したいと思っててもリスクが先に目についてしまうならば、リスクを最小限に抑えて始めるべき。
・初期投資を最小限に
・固定費をかけない
・副業から始める
が答えだと思う。
究極は起業しなくてもいい。です。
でも起業で得られる自由を求めるなら選択肢になる。#脱サラ #独立 #創業 #副業— Tomohiro Mochizuki (@mochizo_) December 16, 2019
起業をしたいと思っててもリスクが先に目についてしまうならば、リスクを最小限に抑えて始めるべき。
- 初期投資を最小限に
- 固定費をかけない
- 副業から始める
が答えだと思う。
究極は起業しなくても良い。です。
でも起業で得られる自由を求めるなら起業も選択肢になる。
この通りです。僕自身、5年ほど前に起業し洋菓子店を経営しています。その経験の中での失敗談などを絡めつつ、深掘りしていきます。
起業したいのならばリスクを少なく抑えよう
繰り返しになりますが、
- 初期投資を最小限に
- 固定費をかけない
- 副業から始める
といった考え方で起業に向かえば、創業時だけでなく、後の長期的なスパンで考えても経営が楽になるので、オススメです。
初期投資リスクを少なく抑える
初期投資=リスク です。
たいていの場合その初期投資はほとんどを金融機関からの融資で資金調達をしてまかなうことが多いと思います。
つまり、
- 融資
- 返済が発生する
- 月々支払うお金がある
ということになり、大きなリスクと言えます。
おおよその一般的な初期投資額として
- 洋菓子店 = 2000万円
- 飲食店 = 1000万円
- 美容室 = 1200万円
くらいがかかります。
上記のように、起業する業種によっては大きく初期投資をしなければ開業もままならない場合があるとは思いますが、その中でもムダを削って、将来的に売り上げが伸びて利益が出てきた時に。と考えを変えた方がメリットが大きいです。
リスクを背負うことを最低限にするためにも、初期投資は最低限に抑えるべきです。
固定費のリスクを少なくする・抑える
固定費というのは、事業を運営していくために日々かかるお金のことです。
起業する時というのはどうしても色々なことをやりたくなって、そのために
- 機材や設備を整えたい。
- 繁忙期に合わせるとスタッフはX人必要だ
- 経理を楽にするために経理ソフトも導入したい
- 立地の良い場所で大きな広々としたお店・オフィスにしたい。
などと思うものです。
それによって、作業や業務が効率的にできるのであれば、設備の導入を検討することは悪いことではありません。
しかし、その反面、
- 機材設備は光熱費がかかったり、リースならリース料がかかる。
- スタッフを雇用すれば、人件費としてお給料がかかる。
- 業務効率化するには、機材やソフトウェアのリース料・ソフトウェアの利用料がかかる。
- 好立地で広いお店・オフィスは場所と広さに応じて家賃がかかる。
など、否応無しに払わなければならないお金が発生してしまいます。
固定費の代表的なものを例にあげましたが、これ以外にも様々な費用が固定費としてかかってきます。
無駄な固定費は事業の収益を圧迫してしまい、利益が出にくい体質を作ってしまう原因になります。
固定費が高くて利益が出ないということは、融資・借入金の返済も滞ることになってしまいますので、最低限の固定費で事業を動かしていけるような計画がとても重要です。
リスクが少ない副業から始める
起業したい、としても。まずは副業レベルでやってみるというのが一番リスクが低いと言えます。
副業ということは、既存の収入源を確保しつつ、休日や自分の自由な時間を消費するだけです。
起業するための準備期間、としても副業としてやってみると、自分が表現したいことややりたいことが誰かの役に立つかどうか。というのをリサーチすることもできますし、最悪お金を投じても、自分の既存の収入源の中で余裕のある部分だけにとどめておけば、リスクはないですよね。
うっかり、投資した金額がなくなってしまっても、本業を辞めてしまえば、
- 定期的な収入 無し
- 余裕資産 無し
という感じになってしまいますから、副業からのスタートは起業するリスクを抑えるためには、良い選択肢だと思います。
副業で、週末だけとか趣味の延長で始めてみて、うまくいきそうな感触が出てきたら、脱サラ、独立。
多分、控えめに言っても、これが一番ノーリスク、というよりゼロリスクですね。
経験談:僕はここを全て間違えたので苦労した。
正直な話、この考え方無しに始めると、めちゃくちゃ苦労します。
というか、僕が苦労しました。
あれも欲しい、これも必要だ、と考えていろいろと導入した結果固定費が思った以上にかかっていました。
のちに一部整理しましたけどね。。
難しく言うとスタートアップの業界などでよく言われる リーンスタートアップ というやつ。
リーンスタートというのは、最小限の設備や投資で初めて、ひとまず市場に商品やサービスを送り出してみる。
その反応を見て、さらに商品開発を進めるかどうかを判断してリスクを最小限に抑える方法のことを言います。
反応が良ければ改善をし、伸ばして育てていくという方向に向かいます。
こういった考え方でリスクを最小限に抑えつつ、起業すれば、地域商圏で商品サービスが売れるのかどうかをテストすることができますし、そんなに売れなかったり反響を得られないのであれば、求められていないか、商品自体が間違っているか、などを見極められます。
小さく始めて、反応を見つつ大きく育てていく という考え無しでは、事業はうまくいかなかったです。
低リスクで起業するために参考になる書籍
ケーキ屋さんの事例の本ですが、考え方としては参考になります。
少ないリスクで起業して成功した具体例
ここまでなぜリスクを抑えるべきか。を解説してきました。
リスクを最小限に抑えて、小さく初めて大きく育てる。
これは起業するにあたってとても大事な考え方です。
実際の具体的な事例をいくつか紹介したいと思います。
- Apple
- つぼ八
- BAKE
Apple
今となっては超有名企業、世界中の人がiPhoneを知っていて、みんな大好きなApple。
有名な話なので知っているかもしれませんが、
そんなAppleも起業当初の1970年台後半に学生だったスティーブ・ジョブスとスティーブ・ウォズニアックが実家のガレージで起業したことに始まっています。
最初はそんな実家のガレージで基盤むき出しのコンピュータを作っていたところから始まり、それが投資家や業界関係者の目に止まり、投資を受けて会社を大きくしていったという歴史があります。
つぼ八
日本国内で300店舗以上を展開する居酒屋チェーンの「つぼ八」
店名の由来は創業当初のお店の広さがたった8坪だったことに由来しています。
当時の居酒屋の価格は全て「時価」だったところをしっかりとした価格設定をし、明朗会計で始まった居酒屋なんだそうです。
ちょっとした工夫で、消費者である客に受け入れられて拡大していった。
BAKE
ベイクドチーズタルトのお店。この2010年台の数年で店舗を急拡大し、アジアを中心に海外進出を果たした洋菓子店。
もともとは北海道の老舗菓子店の息子が始めたお店のBAKE。
最初はケーキに食品用プリンターでイラストや写真をプリントして配送するというビジネスをアパートの一室で起業したのが始まり。
ITとお菓子の掛け合わせ、ブランド価値を高めていく施策で伸びてきました。
今ではチーズタルトだけではなく、シュークリームやアップルパイなどの専門店を手がける企業。
それぞれリスクを抑えて起業して大きく伸ばした
それぞれに共通するのは
- 最小限のリスクで始めて
- ちょっとしたアイデアから
- 大きく成長させていった
ということ。
実際に体験したわけではないので、リアルな中身はわかりませんが、リスクを抑えて起業するということは、事業を伸ばすための必要不可欠なカギになるということは間違いないですね。
想定される質問・疑問
ここまで書いてこんな質問疑問がくるんではないか、ということに答えます。
やりたいことを実現するためには欲しい機材がたくさん、どうしよう。
大志を抱いて起業しようと考えていると、いろいろと妄想に想像が膨らんでやりたいことも山のようになってしまいますよね。
それは悪いことじゃないです。
むしろ、ひとまずアイデアとしてノートとかメモとかで残しておきましょう。
しかし、それを実現するために大きなリスクを背負うことがわかっているのであれば、優先順位をつけて取捨選択するべきです。
全て書きだして、最低限度やりたいことで始めて、事業が軌道に乗ってきたら再検討しましょ。
またその時には考えが変わっているかもしれません。
副業で何か始めるにしても、何したら良いかわからないです。
副業で収入を得ようと考えるのであれば、まずはネットビジネスとか。
パソコン一台あればできるビジネスがあります。
- 転売ビジネス
- せどり
- アフィリエイト
- YouTube
などですね。
検索すればいろいろと出てきますし、僕のブログも広告を貼り付けて多少の広告収益があります。
リスクを少なく抑えるなら究極は起業しないでも良い
リスクをとりたくない、抑えたいというのであれば、ぶっちゃけ究極は起業しなくても良いと思います。
正直、安定した収入を捨ててまで、起業すること自体がリスクです。
ただ、僕自身起業をして、雇用されて従業員としての生活よりも、より刺激的で従業員ではできないような経験をたくさんしました。
- いろんな業種の人や経営者と話をしたり
- 会社を経営するという経験ができたり
- 必要に迫られて経理・会計を勉強したり
などなど。
生きていく上で応用できる知識や経験をしてきたので、経験する価値はあると思います。
しかし、それを実現するには相当の情熱とエネルギーが必要なことも事実です。
そういった原動力になるモチベーションがないのであれば、起業はオススメしません。
それでもやりたい、起業してみたいと思うのであれば、綿密に計画を練って、リスクを最小限に抑えて起業しましょ。
参考:あわせて読みたい関連記事
副業とかできるだけリスクを抑えて起業する方法は【副業】そんなに資金がなくても起業できる方法は?【ローリスクローコストで稼ぐ】にも書いています。あわせてこちらの記事もどうぞ。
今回はここまで。失礼しまーす。
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