【省力化】自分で作らない、仕入れ商品を活用するメリットとデメリット考察【洋菓子店】

2019年5月1日

Pexels / Pixabay

少数精鋭でお店を運営していると、急な休みや欠員で予定通りの商品が仕込めない、作れないってことありますよね。

自分で作ると思うと、どうしても凝ってしまって原価が高くなってしまったり。

そういったときに選択肢として、「仕入れ商品」も視野に入れていくと少し楽になるかもしれません。僕のお店でも少しだけ使ってます。

仕入れ商品を使うメリット、デメリットについて考えてみました。

目次

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仕入れ商品とは

今回の記事では、仕入れで売れる商品について考えるんですが、どんなものがあるのでしょうか。

半製品

ひと手間加えるだけのほぼ出来上がっているもの、半製品の商品。

例えば

  • 焼くだけの成形済みの生地
  • 成形、焼成でできる生地
  • フィリングを入れるだけの生地

などです。

具体的に言えば、2次発酵まで終わってる成形済みパン生地、パイシート、焼成済みタルトカップ、チョコクーゲルなどなど。

言われてみれば、あ、そうだね。ってものもあると思います。

完成品

その名の通り、出来上がっていて、そのまま売れる、もしくはパッケージに入れれば売れる様な商品です。

お菓子では結構あります。
業界誌に広告として掲載されていたり、業界の展示会にいくと紹介している業者さんもいますよね。

関連商品・添え物商品

メインの商品群に関わらないシャンメリーとかローソクとか飾りものなどの商品ですね。

お店によっては洋菓子店でも酒販免許をとってワインやシャンパン、ウイスキーなどを扱っているところもあります。

メインの商品に添えるとさらに付加価値が上がるものや、使うシーンが盛り上がったり利便性が上がる商品。

仕入れ商品を使うメリットとデメリットは?

全て自分のお店で0から作ろう、と言ってもかなり無理がある場合があります。

もちろんケーキや焼き菓子に使う飾りや包装材料まで、というのは無理ですよね(無茶ですね)

仕入れをすることで生まれるメリットもありますし、もちろんデメリットもあります。

仕入れ商品のデメリット

独自性・オリジナリティ

お店のオリジナリティーに関わる部分に制約が出ること。

半製品であれば、お店でひと手間加える余地があるので、そこで独自性を出すことができます。

しかし、完成品のものであれば仕入れ元の商品をそのまま売ることになりますので、選ぶ時点で決まってしまいます。

お店のブランド力にも関わる部分ですので、商品選びには注意をしたいところです。

品質・クオリティ

仕入れ元の技術力や素材選定の時点で品質が決まります。

場合によっては、仕入れ元の仕込み作業をする方によって、商品のばらつきが出て、仕上がりに差が出ることもあります。
これは、仕入れた側ではコントロールしようがない部分です。

ばらつきが出てしまう商品であれば使用をやめて、諦めて自分で作れるのであれば作るという選択も必要になりますね。

味の面でもお店のレベルに見合うものかどうか、好みに合うかどうかも見極めのポイントになるでしょう。

納期・リードタイム

発注からの納期までのリードタイムがかかってしまう点です。

自社で作れば、素材が揃っていれば必要なときに必要なだけ作ることができますが、仕入れにすることで納品業者の納品日が来るまで待たなければなりません。

また、需要を見越して在庫しておく必要があります。在庫として持っているだけでもリスクですしデメリットになります。
売れる商品で在庫が切れてしまって機会損失になってしまう、なんてことも考えられます。

仕入れ商品のメリット

省力化・人手不足対応

欠員が出てしまうと思う様に作れない、求人広告をかけても人が集まらない、スタッフが高齢化していく。
と言った人に関する問題が地方ではかなり進んでいる様に思います。

人がいないことで、生産高が上がらず、販売機会を逃してしまうのでは売上も落ちますし、利益もガタ落ちです。

仕入れ商品を入れることで商品を作ることを一部外注化し、自分のお店の強みや得意な分野に特化していくことができる様になります。

商品数を変えずに上手に仕入れ商品で外注化して同じ売上を維持しながら、人手不足に対応していく。
これからの少子化超高齢化社会では喫緊の課題だと思います。

高利益率商品化

仕入れ商品を入れると、自店舗では仕込みや製造にかかる人件費をカットすることができます。
つまり、洋菓子店やパン屋さんなどの経費で大きな比重を占める人件費を削減することで、その分利益に回すことができます。

仕入れ元も希望小売価格などを出していて十分に利益の取れる価格で紹介していますし、納品してもらえますので、費用面では安心して活用できます。

利益率を高めた仕入れ商品と、自店舗で仕込んだそこそこの利益率のものとセット販売することでお店全体の利益率をあげる様なことも可能になります。

顧客の利便性向上

前述の関連商品・添え物商品など。

メインの商品群に付け加えて購入すると、使うときに便利になるものを扱う様にすることで、その場で使用するシーンの商品が揃って利便性が向上します。

ホールケーキを購入する方へローソクやシャンメリーなどを並べておけば、お客さんは雑貨屋さんやスーパーにいく必要がなくなるので「このお店で買えば便利!」となります。

また、一見無関係のものでも、提案次第でセットで販売することもできると思いますので利用価値は高いと思います。

 

仕入れ商品のメリット・デメリットを踏まえて

選択的に使用するのはアリ・・・?

人手不足や自分のお店の強みに特化していくためには部分的に選んで置き換えていくこともいずれ選択しなければならない時がくると思います。

また、利益を上げていかなければ商売は成り立ちません。
洋菓子店は上手にやれば利益が上がる商売ですが、一筋縄ではいかないところもありますよね。

経営改善、利益アップの一つの方法として視野に入れて考えておくといいかもしれません。

商売の基本・仕入れて売る

商売の原点に立ち返って考えてみれば、何かを仕入れて揃えて売る。というのが商売の基本。

「いや、それって転売ヤーじゃないか」

と思うかもしれませんが、それを言ってしまえば、町中のお店は転売ヤーです(笑)

需要のあるところに必要だと思われる商品を仕入れて、様々揃えて比較できる様に並べて購入してもらう。
これってスーパーとか、コンビニとか、ドラックストアとか。ですよね?

「有る」ところから「無い」ところに

というのが付加価値になるんです。
その付加価値にみんなお金を払って買っているので立派な商売ですよね。

究極は・・・

素材として仕入れている、小麦粉とか、卵とか、砂糖とか、乳製品とかを陳列して売る。

それも成り立ちます。

お店でお教室をやって、その生徒さんに分包して売ったり。。
直接お店に並べなくても、手間をかけずに利益を取る方法はあります。

商売人としての頭の使いどころです。

 

閑話休題・・・

 

仕入れ商品は上手に使って利益アップ

人手不足対策や、手間の削減ために、上手に選んで使う。

品質や在庫リスクなど吟味した上で使えば、お店の利益につながる商品になることはまちがい無いと僕は思います。

一概に仕入れ商品を悪だとして目の敵にするのはちょっとこれから難しい選択になるでしょう。

冒頭でも話した通り、一部商品で仕入れを使ってますし、案外と売れる商品になります。

利益アップの1つのアイディアとして、選択肢の一つに考えておくといいと思いました。

 

みなさん頑張ってるんですから、ちょっと仕入れ商品を使って楽したって、バチは当たりませんよ。
さ、発注作業しましょ。

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