自動釣銭機導入で得られる7つのメリット(25/100) | トモヒログ
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自動釣銭機導入で得られる7つのメリット(25/100)

この記事は約6分で読めます。

どうも、トモヒロです。

nosheep / Pixabay

今年、2019年10月1日から、消費増税に伴って、標準税率10%と軽減税率8%の2つの税率が並行します。

先行して、昨年2018年7月に当社ではPOSレジシステムの更新を行いました。
それに伴い、メインのレジはキャッシュドロワを人が数えて金銭授受を行うのではなく、自動釣銭機を導入しました。

それによるメリットについて、ご紹介したいと思います。

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自動釣銭機とは

GLORY 自動釣銭機

当社で導入したのは、
GLORY RT-300/RAD-300です。

実勢価格で、当社の場合このグローリーの自動釣銭機で約80万円くらいでした。

また他のメーカーでも開発、発売されています。

自動釣銭機とは読んで文字のごとく、自動釣銭機が代金を読み取って、正確にお釣りを出してくれる装置です。
すなわち、レジで計算された金額から、お客さんから受け取った代金を自動釣銭機に入れれば、ぴったりの釣銭を吐き出してくれる、とっても便利なモノです。

自動釣銭機を導入するメリット

自動釣銭機を導入するメリットは多岐にわたります。

①レジ対応の効率化

レジオペレーションの効率化が図れます。
自動釣銭機によって瞬時に金銭の計算が行われて正確な釣銭が出てくることで、お金の受け渡しに関わる時間が大きく短縮されます。

レジ対応にかかる時間が削減されることで、お客さんのレジ待ち時間を短縮し、顧客満足度向上にもつながりますし、レジの台数を一部減らして、自動釣銭機の導入でも変わらない客数をさばくことも可能です。

特に時間に敏感なお客様の多いファストフードやコンビニなどですと、レジオペレーションの効率が上がることで売上に直結することでしょう。

②人口減による人材減少への対応

もうすでに日本は人口減少の局面に入ってきており、人材確保が難しくなってきています。
特に地方ではその傾向は顕著に現れてきています。
いくら求人に広告費をかけても採用ができないといったことも当たり前のように起きている状況です。

そんななかで、レジ対応に追われる時間を自動釣銭機によって削減することで、別の仕事や作業に割り振れるので、人材の有効活用にもつながります。

また、金銭の授受にあまり慣れない新人さんなどにレジを任せることができれば、それを監督する人材も不要になって、その他の販売業務や生産に関わる業務などに人員を割くことができるようになるのです。

③釣銭間違いのリスク・ストレス回避

人が数えての金銭授受では釣銭間違いがよく起きていました。しかし、自動釣銭機であれば、正確に投入された金額を読み取り、釣銭を計算して吐き出してくれますので、そのリスクを回避することができます。

また、レジを担当する従業員にとっても、「間違ってしまったらどうしよう」といった精神的なストレスが解消され、特に数的処理が苦手な従業員の満足度の向上にもつながります。

実際に当社の従業員の聞き取りでは、自動釣銭機の導入されてから「釣銭間違いへのプレッシャから解放されて、毎回現金を数えることがなくなって気が楽になった。」との意見もありました。

④釣銭間違いの不信感の払拭

お金に関わるミスはお店の信用やブランドイメージに関わる問題です。人為的に起きるミスでも、その金額の多少にかかわらず、マイナスイメージがついてしまえば、それを取り戻すのには大きな労力がかかります。
ですが、自動釣銭機であればそういったことも間違いなく釣銭の受け渡しができますので安心ですね。

また、商品代金を支払ってもらう時に、お客さんが5千円札を出して、きちんと処理したのに、お客さんの思い込みで1万円札を出した、と言われることもあります。
大体の場合は思い込みですが、悪質な場合は釣銭を使った詐欺まがいなことにもつながりかねません。
その点、自動釣銭機であれば、預かりの代金も釣銭も正確に受け渡しができます。

当社では過去に1度ですが、実際これと同じ事例があって、お客さんの申し出に対してきちんと説明、原因究明をすることができず、従業員が5千円多く釣銭を渡してしまった、ということがありました。改めて現金を数えてみるとその多く渡した5千円差異が生じていて、ある意味お客さんに騙されてしまった状況でした。この時、自動釣銭機の導入の直前で、かなり悔しい思いをしたことを覚えています。

⑤現金過不足がなくなる

従来のレジでは、釣銭の数え間違いなどで、数円〜数百円、多いときは千円単位での現金の過不足が出てしまっていました。

しかし、自動釣銭機であれば、必ず正確に投入金額と釣銭を計算して入出金がされるので、特別な処理を行わなければ、現金過不足は出ることはありません。

この点では前述の③の通り、従業員のストレスも軽減することができています。

⑥現金の確認、点検作業、管理業務の効率化

従来のレジでは、現金過不足がないように確認するため、数時間おきにレジ現金の在高と決済金額の確認、点検作業をしなければなりませんでした。
この作業は数分で完了できるものですが、客数が多い時では、お客様対応の合間に行わなければならず、複数台レジがあったとしても、一時的にレジを封鎖して行わなければならず、負担感のある作業でした。
さらに、数え間違いや、過不足があった場合にはそれまでの履歴を見て、原因究明をしたり、もう一度現金を数え直したりと、数分で終わる作業が10分、20分と長引いてしまうことも多々見受けられました。

自動釣銭機であれば、その時間がほぼ不要になり、POSレジと自動釣銭機の画面を一瞬で確認することができ、点検作業にかかる時間が大幅に削減することができます。
釣銭の渡し忘れさえなければ、現金の過不足が出ることはありませんので、営業時間中に確認する必要はほぼ無くなります。

⑦レジ上げ(閉店)作業の効率化

これまでのレジでは閉店時のレジ上げ作業は点検同様、全ての現金在高を計算し、当日の売上高と比較する必要がありました。また、この際も現金と売上高に差異があれば原因究明をしなければならず、かなりの時間を使っていました。
こうなってしまうと、予定のシフト上がりの時間よりも遅れてしまい、残業に持ち越してしまうこともありました。

自動釣銭機を導入してからは、レジ上げの時間は大幅に削減されて、レジ現金の計算をする必要がありませんので、その他の片付けの作業を優先して行うことができます。
少しでも早く帰宅したいという従業員の気持ちも吸収することができていると思います。
また、経営的にも人件費を削減することにも繋がっています。

まとめ

実際に当社で感じられた大きなメリットについてご紹介させていただきました。

レジ業務の時間が削減されることと、従業員のストレス・プレッシャからの解放という面での効果が高いと考えています。
もちろんお客様のレジ待ち時間も減りますので顧客満足度も信頼度も上がります。

お店にとっても、お客様にとってもメリットがあるシステムになっているなと思いました。

様々なメーカーから発売されていますし、
消費税増税・軽減税率に向けた個人店のやるべき対応策とは

こちらの記事でご紹介しているように、軽減税率対策補助金の制度も消費増税までは利用できます。
ぜひ調べて、あなたのお店でも導入を検討されてみてはいかがでしょうか。

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