どうもトモヒロです。
先日こんなツイートをしました。
2020年7月から全小売店にレジ袋有料化義務化。だそうです。
袋って必要だけれど、土産物が主な商品のお店は結構な負担になっていたので良策。
得られた収益の使途は各自に任されるということ。ありがたい限り。
7月に先駆けて実施する所も沢山出てきそうですね。https://t.co/LpgUCOdxmm#小売 #経営— Tomohiro M.@会社経営x起業xデザインxブログ (@mochizo_) January 6, 2020
というわけで、レジ袋有料化が本決まりになってきました。
この記事は
- 「レジ袋有料化」がニュースになっているけれど、いつから始まるの?
- うちの店も対象になるかどうか、わからんけど、どんな対策をしたらいいだろうか。
と考えているあなたのために、この記事を書きました。
僕も同じく、ケーキ屋を経営していて、レジ袋の扱いについては苦慮してきたところがあります。
今回の政府発表の内容を、わかりやすく解説します。
小売業のレジ袋有料化の内容・いつから?
2019年5月頃から環境省などで検討が始まっていたレジ袋有料化。やっと2019年末に内容が決まりました。
レジ袋有料化の対象となるのは物販・小売店
レジ袋有料化の対象となるのは
全ての小売店
です。
売上の規模や事業の規模にかかわらず、物品を販売する店舗・事業者が対象になります。
- スーパーマーケット
- コンビニ
- パン屋
- ケーキ屋
- 飲食店のテイクアウト
- 美容室(店販商品)
などなど。
レジ袋有料化 実施時期は2020年7月1日
レジ袋有料化の実施時期は 2020年7月1日 からに決定。
時期的には2020東京五輪の直前で、訪日外国人が増える時期に合せての施行になりました。
→COVID-19の影響で2020東京五輪は2021年に延期になっちゃいました^^;;
諸外国から環境の面で日本は冷たい目で見られていることに配慮したものだと言われています。
対象になるレジ袋の規格
対象になるレジ袋の規格は
- 持ち手付き
- 厚さ50μm(0.05mm)以下
のプラスチック製レジ袋です。
持ち手付きかどうか、というところがポイントになるようで、スーパーのサッカー台などに置いてあるロール式のビニル袋は対象外。
レジ袋有料化、価格は事業者の自由
レジ袋有料化が施行されて、事業者としての考えるべきなのは、袋の価格。
概ねスーパーマーケットなどでは業界が自主的に取り組んでいてだいたい2〜10円程度のところが多数。
今回のレジ袋有料化の案では、価格設定は店舗・事業者が自由に価格設定をして良い。ということです。
また、レジ袋を販売した収益の使い道についても、特別何か制限をかけたりすることはなく、何に使っても良いとのこと。
これまでなかった売上・収益が上がる面で、一部では募金や環境保全活動に役立てるなどイメージアップや社会貢献の原資にする事業者も出てくるかなと思います。
レジ袋有料化の対象外となる例外
レジ袋有料化の対象外となる幾つかの例外があります。
レジ袋の規格・袋の目的
- 持ち手がない袋
- 厚さ50μm(0.05mm)よりも厚い袋
- 衛生的に必要な袋(ロール式の袋)
- 商品と一体として販売される袋
- 植物などを原料とするバイオマスプラスチックを25%以上配合した袋
- 海洋生分解性プラスチックの袋
などが対象外になります。
具体的に言えば
- 生鮮品を包むロール式の袋(衛生的に必要)
- 詰合わせ商品を入れる季節柄プリント入りの袋(一体販売)
- 金魚を買った時の水と金魚を入れる袋(一体販売)
などですね。
事業の内容、反復性
今回のレジ袋有料化の対象は 物品販売をする事業者 ということになっています。
無形のサービスを提供する事業者 については対象外。
なので、例えばクリーニング店は、顧客から預かった衣類を洗浄することが主たるサービスであるから、袋に入れて返却しても、袋有料化の対象外。
また、定常的に運営されている業ではない、単発的に商品の販売をするような場合も対象外。
一般人がフリーマーケットや、イベントなどでその日だけ、数日だけ商品を販売する際につける袋についても有料化の対象外になるとのこと。
レジ袋有料化の大まかな概要はこんな感じです。
後半では、個人店がレジ袋有料化に対する対応をどうしていくか、について考えてみました。
個人店のレジ袋有料化対応策・アイデア
2020年7月1日から始まるレジ袋有料化。僕のような個人店レベルのお店の対応はどうしていくべきか、考えてみました。
大企業の対応状況・事例
まずは、大企業に学べ、ということでいくつか事例を。
ユニクロ・GUのファーストリテイリング
ユニクロ、GUのファーストリテイリングは、2019年中を目処にプラスチック製の袋を廃止。
紙袋へ切り替えた上で、紙袋でも有料化。だそうです。紙袋1枚10円(税込11円)。
→2020年6月25日追記。
紙袋の有料化をしようとしていた様ですが、新しい紙袋への切り替えも進んでいないため、紙袋有料化を延期したそうです。でも今後紙袋でも有料化は確定のようです。
AEON イオングループ
食品売り場ではバイオマスプラスチックの袋を有料ですでに一部店舗では販売。
今年の4月を目処に全国8000店舗で有料化に踏み切る。
有名デパート・百貨店
一部の有名デパート・百貨店でも有料化を検討している段階。。
もうすでに大企業では動きを決めて、有料で販売を開始しているところも出ています。
もともと、スーパーマーケットでは業界が自主的に有料化を進めて浸透していますよね。
では、大企業の事例を見つつ、個人店ではどうしていくべきか。
個人店のレジ袋有料化対応策・アイデア
基本的には対象となるレジ袋の規格に当てはまる場合は1円以上の価格をつけて販売すればいいだけ。です。
でも、これをチャンスとして考えて、何かできないかなという視点で考えてみました。
お店のオリジナルバック販売
輸入食品販売のDEAN & DELUCAってご存知ですか?
ご存知じゃなくても DEAN & DELUCA と書かれたミニバックやトートバッグを見たことはありませんか?
DEAN & DELUCAがトートバックのブランドだと僕はずっと思っていたのですが、最近輸入食品のお店だということを知りました。
これですね。
お店のロゴやブランドを書いたデザインのトートバックや保冷バックを作って販売する。
レジ袋の代わりに、販売すれば、繰り返し使ってもらえて、そのまま持って街を歩いてもらうことで広告宣伝の効果可能性も考えられます。
ネットで印刷注文することも気軽にできますよ!
>>おすすめ オリジナルバック制作のオリジナルプリント.jp
>>おすすめ オリジナルグッズ・トートバック制作はビスタプリント
レジ袋有料化が目前になった現在、地域の個人店さんを見ると、結構オリジナルのトートバックとかお買い物袋を販売しているお店も多くなっている様に感じますね。
賛否ありそうですが チャージ・サービス料をとる
居酒屋さんやバーなどでは普通の文化としてある、お通し料とかテーブルチャージとかサービス料。
これを小売店に応用できないかなと。
例えば、袋代・サービス料として定額100円とか商品代金の3%とかを必ず徴収する。
その代わり袋は必要なだけサービスする。
単純にその分だけ利益取れます。収益改善にも貢献できるかなと。
とはいえ、チャージのような感じで徴収するのは多分賛否分かれそう。
袋に全部入れちゃう。
突飛だけど、袋に全部入れちゃって、袋込みで値段。一体商品として販売してしまう。
・・・ちょっと現実的じゃないかもしれないですね。
紙袋で代替する
単純にプラスチック製の持ち手付きの袋を有料化するのであれば、紙袋で置き換えれば対応完了です。
しかし、コスト面では、どうしても紙袋に比べてプラスチック製の袋に軍配が上がりますよね。
結局の所、ユニクロ・GUのファーストリテイリングに倣って、袋は全て有料化するしかないかもしれません。
まとめ レジ袋有料化どう考えるか。
この記事を書いている時点で、7月まであと約6ヶ月強。
昨年の増税、キャッシュレス決済などと同じように「待ったナシ」の感じはします。
政府としては、諸外国からの冷たい視線を和らげて、東京五輪という最高のPRイベントを活用したいという思惑ですから、いい機会なのかもしれません。
軽減税率の時はわけわからん制度でしたが、対象/対象外についても、今回こそはわかりやすくなるといいですね。
時代の波に乗り遅れるな。トレンドを意識して事業に反映すれば繁栄できます。の記事にも書いていますがレジ袋有料化、という波も、うまく使えばビジネスの材料になると思います。
ちょっとした工夫とアイデアで、お店のブランド価値をあげて、販売促進につなげることができる可能性があります。
こういった世の中のトレンドを捉えて立ち回っていけるといいですね。
オススメはやっぱりお店のオリジナルのロゴとか、イラストとかを印刷したお買い物袋を用意して、販売するのがいいかな。
持って歩いてもらえば宣伝効果もありますし、いくらか利益を上乗せしたら儲けも出ますからね。気軽にネットで印刷注文できるところがあるので使ってみると良いです。
>>おすすめ オリジナルバック制作のオリジナルプリント.jp
>>おすすめ オリジナルグッズ・トートバック制作はビスタプリント
よかったら使ってみてください。
今回はここまで。
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