起業するなら知っておきたい。金融機関の種類と選び方【メインバンクはどこにする?】 | トモヒログ
初著書「Business Shift」Amazon11冠!好評発売中です。

起業するなら知っておきたい。金融機関の種類と選び方【メインバンクはどこにする?】

この記事は約7分で読めます。

どうも、トモヒロです。

起業したら、ひとまず金融機関に口座を開設すると思います。

金融機関もいろいろと種類があるし、よくわからない。ネット銀行?地銀?信用組合?わけわかめ。というあなたに、金融機関の種類とどこを選んだら良いのか、について解説していきます。

僕は約5年前に脱サラ、会社を設立して今現在、洋菓子店を経営しています。
その中で感じた金融機関の違いなんかも一緒にお伝えしたいと思います。

スポンサーリンク

起業するなら知っておきたい金融機関の種類と選び方

起業をするなら、知っておきたい、金融機関の種類。

金融機関にも幾つか種類があって、それぞれ特徴があります。

銀行口座の必要性

まず、なぜ、銀行口座が必要なのでしょうか。

とりあえず必要、っていうのもありますけど

  • 資金の預金
  • 資金調達のため
  • 日々の取引

などなどが主な目的になりますね。

正直なところ起業したら金融機関の口座がないと何も始まりません。

金融機関の種類

主に金融機関の種類は次の通り。

  • 都市銀行
  • 地方銀行
  • 信用金庫
  • 信用組合

大きく分けると、この4つになります。

農協(JA)とか漁協とかも金融機関としての活動をしている面もありますが、一般的なビジネスでの起業をされることを想定して今回は除外しました。

金融機関ごとの特徴とメリット

金融機関にもそれぞれの得意、不得意があったりします。

都市銀行

いわゆる大都市に本店がある銀行で、国内各地に支店を持つ銀行です。

  • みずほ銀行
  • 三菱UFJ銀行
  • 三井住友銀行

などが都市銀行にあたります。特に上記の3つはメガバンクと呼ばれます。

個人から大企業まで、幅広い層の顧客を持っていて、様々な金融サービスがあることが特徴ですね。

起業する商圏を限らず、全国的にビジネスを展開しようと考えているのであれば、利用価値があると思います。

地方銀行

地方銀行とは、ある地域を主体にローカルな運営基盤を持つ銀行のことです。
よくあるのは都道府県名+銀行という名前の銀行ですね。

地方銀行はよく地銀と言われたりしますが、その地域に根ざした銀行で、エリア内の支店数やATMも多く、地域をバックアップするような活動をされてたりもしますね。

割と中小企業から個人の顧客層が多いため、起業当初の相談先としても親身に相手になってくれます。

また、地域の企業同士をつなげる展示会をしていたり、経営改善相談会のようなセミナーも開催されていて、取引先を紹介してもらえることもありますね。

信用金庫

信用金庫は、地域を限定した、会員の出資を元に営利を目的としない地域金融機関のことです。
営業地域が限定されていて、中小企業や個人のための専門の金融機関。

これは信用金庫の目的が地域から集めた資金を地域の中小企業と個人に還元して、地域発展に貢献する。という目的があるんだそう。

信用組合

信用組合は、組合員の出資を元に運営される協同組織の法人で、組合員同士の相互扶助を目的とする非営利の金融機関。

資金の入出金は組合員だけに限定されていたり、信用組合が営業する地域に住んでいる人や勤めている人、事業所がある人に限られるといった特徴があります。

信用組合は信用金庫と比較されることが多いですが、細かく見れば違いはあると思いますが、ほぼ同等と言って良いですね。

色々ある金融機関。どこを選べば良いの?

都市銀行、地方銀行、信用金庫、信用組合と特徴を並べてみましたが、結局のところどこで口座を作ったら良いのかということですが、

結論:起業したては地方銀行・信用組合・信用金庫

結論として、起業したては地方銀行・信用組合・信用金庫のいずれかが良いと思います。

特に信用組合、信用金庫はどちらも非営利目的という性質があって、起業したての頃の様々な相談に一番親身になって相手になってくれることが多いと思います。

資金調達の面からいうと

信用組合・信用金庫がベスト

地方銀行は地域密着型とはいえ、銀行は営利目的の組織構造です。
資金調達をする際、信組・信金と比べると割と銀行の方が金利が高いことがあります。

また、起業・創業当初の実績のない企業に対しては、地銀であっても取り合ってくれないこともあります。

反面、信用組合や信用金庫は非営利であり、地域発展のための金融機関。

金利もさほど高くなく、資金調達も割と融通してもらえるような印象です。

起業して間もないうちの数年は信用組合や信用金庫はビジネスの良いパートナーになってくれると思います。

口座は持てるから他に作ってもOK

ぶっちゃけ、金融機関の取引口座は、都市銀行でも、地方銀行でも、信用金庫、信用組合でも、作ることはできます。

必要書類を持って窓口に行って手続きをしましょう。

金融機関の口座はビジネスの内容や目的によって使い分けると良いと思います。

目的や業種に合わせて作るのも良いですネ。

ネットビジネス系

ならば、ネット銀行があると良いでしょうね。
また、振込や振替が多い場合もネット銀行は有効です。
普通の銀行に比べて手数料が安く設定されていることが多いですし、パソコン・スマホから振込手続きができるのも便利な点です。

現金商売

ならば、通常の銀行・金融機関で。近くに支店や硬貨が使えるATMがある銀行があると良いですね。
現金商売だと、つり銭の用意や日々の売上の入金などにかかる時間は結構バカにならないもんです。
メインバンクが遠いとそれだけでも時間のロスにつながるので、一番近いところを選ぶのも手ですね。

全国を商圏にするビジネス

ならば、全国に支店のある都市銀行がオススメですね。
同じ金融機関同士の送金は手数料が無料・割安になったりします。

目的別に使い分ける

いくつかの金融機関で口座を作って、

  • 預貯金用
  • 取引用
  • 納税準備金積立用
  • 従業員賞与積立

などの目的別に口座を使い分けても良いと思います。
特に税金は事業が赤字でも支払わなければならない資金ですので、着実に日々の心がけで積立ておくことをオススメします。

ひとまず1行はネット銀行を持っておくと便利。

入金しておけば、スマホ、パソコンから取引ができるネット銀行はとても便利。
最近では都市銀行はもちろん、地方銀行もネットバンキングがサービスとして提供されています。

ネットバンキング黎明期からやっているジャパンネット銀行。ネット銀行で支店がない分、振込手数料がやすいのが特徴です。

店舗のある銀行とはちょっと使い勝手の違いはありますが、ネットショップなどで振込の回数が多い方には、毎回の手数料は少しでもやすい方がメリットがありますので、ネット銀行はオススメですね。

ジャパンネット銀行

ちなみに僕はジャパンネット銀行が開設された頃から個人的には使っています。ビジネスではあまり出番がないですが、結構便利ですよー。

起業したての金融機関選びは地域密着の金融機関で。

起業したての金融機関選び。

とりあえず起業したら誰もが必要になる金融機関口座ですが、まずは地域密着型の地方銀行・信用金庫・信用組合で口座開設をしましょう。

その流れで、資金調達や事業の相談をすると良いと思います。

事業や会社が大きくなってきたら、少しずつ金融機関とのお付き合いも大きいところへスライドしていけば良いですしね。

僕の経験からすると信用組合が良いかな

金融機関ごとの違い、は有ると思いますが、創業当初に一番相談に親身になってもらえたのは信用組合でした。

地域で有力な地方銀行にも相談に行きましたが、軽い感じではぐらかされたような印象でした。

悪く言うつもりはないですが、企業として実績もない状況では地方銀行でも相手にしてもらえない場合もあります。

どうしても「銀行」というのであれば、同じ地域で営業している地方銀行がいくつかあると思います。それぞれの銀行に相談を持ちかけて感触の良いところをプッシュしていくと良いと思いますね。

とはいえ、口座がない場合はひとまず口座作りましょう。ということになると思うので、まずはそこから。
定期的に顔を出して相談したり、話をしていくことで金融機関との関係づくりも事業を育てていくためには必要なことです。

どの金融機関をメインバンクとして付き合っていくか。窓口や担当者の反応を見つつ、考えてみては。

取引金融機関を決めたら資金調達!

資金調達の方法やその手段について解説しています。
独立・起業するための資金調達の方法は?まとめて詳しく解説します!資金調達に必要になる、事業計画書もポイントを押さえれば、サラサラーッとかけちゃいます。僕が参考にした書籍も紹介しています。
起業・独立開業で資金調達に必要な「事業計画書」書き方解説【参考書籍有り】

あなたの力になれれば幸いです!今回はここまで。

失礼しまーす。

 

人気記事 起業独立する時に便利な開業支援サービス3選【面倒な書類を楽チンに】
人気記事 店舗経営者が導入したいキャッシュレス決済サービスまとめ。+おすすめ5選

ガイドブック無料配布中!

新しい収入源を作りませんか?
時間に追われて働き続ける必要はありません。
 

高利益率のビジネスです。
ほったらかしも可能です。

あなたのスキルをオンラインで収益化してください。
そのためのオンライン講座構築ガイドブックを無料配布中です!

起業
スポンサーリンク
トモヒロをフォローする
タイトルとURLをコピーしました