どうも、トモヒロです。
これから起業しようと考えているあなた。
どんなことで起業するのでしょうか。
自分のように家業の継承する人もいれば、自らビジネス立ち上げて起業する人もいると思います。
今回はこれから自分で起業するなら、、ということについて書きたいと思います。
スイーツ起業アイデア4選
僕自身が洋菓子店の店主、ということもあってお菓子にまつわる起業のアイデアを考えてみました。
事業の継承ではなく、今の自分が起業するなら、低原価率、高付加価値、機械化が容易な業種を選択しますね。その例をあげましょう。
キャンディー専門店
東京の原宿なんかにあるようなその場でキャンディーを組んで作っていくお店。
キャンディー、飴ですね。写真のような金太郎飴や千歳飴をイメージしてもらえれば良いと思います。
そういった飴を作るお店です。
なぜキャンディ専門店なのか。
まずは大きな設備投資がかなり少ないこと。
総合洋菓子店、総合パティスリーに比べて、オーブン、冷蔵庫、冷凍庫、ミキサーなどなど不要な設備があります。
必要なのはコンロ、コールドテーブル冷蔵庫、温熱作業台、くらいでしょうか。
中でもオーブン、ミキサーがいらない点は、これだけでも開業資金を300万〜500万円程度抑えられます。
また、原価がとても安い。主な原材料は、砂糖、水飴、水、香料、着色料。です。
砂糖は1キロ200円程度ですし、水飴もかなり安価です。
そういったことを考えると、いろいろな絵柄を作って味をコントロールする技術があれば、結構な高収益モデルなのではないかなと思います。
アイス・ジェラート
アイス、ジェラートの専門となると、これも設備投資が少なくて済みます。
冷凍商品になるので、作ってからある程度冷凍で長期保存が可能な点でも有利になりますね。
つまり、ロスが少なく、廃棄が出にくいメリットがあります。
保管コストはそれなりですが、ある程度大きなロットで仕込んで保存しておけば、人件費の削減にもつながります。
チョコ専門店・ショコラトリー
チョコ専門店、ショコラトリーはチョコを専門に扱う店舗のことです。
前からあったのかもわかりませんが、この十数年で各地に通年でチョコを出し続ける海外系のショコラトリー・チョコ専門店が増えてきて、メディアでも取り上げられていた記憶があります。
チョコは商品によってですが、機械化がしやすいことがあります。
機械化に関わる投資はそこそこしますが、ブランディングの仕方によって、高単価・高付加価値での販売が可能なので、利益が出しやすいビジネスモデル、起業アイデアと言えるでしょう。
ビーントゥバーチョコレート店
ビーントゥバー、bean to bar、すなわち、豆から板チョコを作る、チョコの専門店です。
ここ数年で注目され、各地にお店ができてきていますね。
健康志向の高まりやカカオの(カカオポリフェノールによる)健康効果に注目が集まって話題になっている業態です。
カカオの産地で収穫、発酵、乾燥、焙煎まで行われたカカオ豆を仕入れてチョコレートに仕上げるお店です。
コーヒーやワインと同じ様にカカオも産地によって風味が違い、焙煎の具合によっても仕上がりが変わります。コーヒー豆のプライベートロースターがかなり増えてきていますので、そのトレンドに即して今後伸びそうな分野ではないかなと思います。
基本的には、カカオ豆からチョコレートそのものにする所まで製造して、販売するスタイルが主なビジネスモデルになります。
中には、フルーツや地域産品と組み合わせた特徴的なチョコを作り出してブランディングを行っているお店もありますね。
さらに、複合的になりますけど、前述のショコラトリー合わせてボンボンショコラやケーキなどの加工まで行うお店も中にはあります。
設備投資、商圏を見据えてどこまでやるかを考えるべきかなと思いますね。
この他にも・・・
ドラジェ(アーモンドチョコなどの)専門店や、プリン専門とか。。いろいろアイディアはあるんですがね。。
まとめ
いかがでしょうか。
ご紹介した業態・アイデアはどれも、「ニッチ」なマーケット・市場を狙うものです。
これまでの既存の業態ではできない高単価、高付加価値で営業ができることを重点に考えてみました。
また、通常の洋菓子店、総合パティスリーだと割と器用貧乏になりやすい傾向があると思います。
顧客からすれば、
なんでもあるから迷ってしまって選べない。から別の店にしよう。
となりかねません。
他の業種でも、いきなり手広く始めるよりは少ないアイテム、商品数で始める方が良いと思います。その方がお店の個性も出しやすいですから。
これからの時代には選ばれる理由があるお店だけが残っていくものだと思いますので、開業を考えている方は自分が得意なものに絞って小さく初めて育てていくことをお勧めします。
では!