デザイナーとしてデザインの上達するにはどうしたら良いのだろう。絵はそんなに上手じゃないし、字も綺麗じゃない。でも、デザイナーとしてのスキルをあげたい。そのために何をすれば良いのかわからない。
こんな方のための記事です。
デザインを上達したいという方は多分圧倒的にデザインの引き出し、ネタ帳が少ないのが、ハードルになってるんではないかと思います。
デザインの引き出しを作って上達するために、僕は大量のインプットをしていました。
その方法と視点について解説いたします。
デザイナーが「上達したい」と思うなら大量のインプットを
デザイナーとして、自分のデザインのクオリティをあげて上達したい。
そう思うのであれば、まずは単純にインプットの量を増やすことで解決できます。
なぜならば、あなたのデザイナーとしてのスキルはこれまでの人生経験がそのまま反映されるから。
今までの経験を元に新しいデザインを生み出していく。
これがデザイナーの一面だと思いますので、その経験貧相ならば、できるものも貧相になりやすいと考えます。
知識・理論だけでは行き詰まる
デザインの知識や理論は最低限デザイナーとしては必要だと思います。
ユーザビリティやオリジナリティ。トンマナを守るなど。
そういったことは必要不可欠であって、ある意味では常識的な範疇かなと。
でもそれだけでは、デザインは画一的なものになってしまうし、新規性だったり面白さとかは出てきにくくなってしまうと思いますね。
最低限必要な理論についてはこのブログでも解説しています。センスがなくてもデザインできるようになる。デザインの基本・原理原則とは?
様々な分野から良質なインプットを
人生経験=インプット。とすれば、様々なモノゴトに目を向けて自らにインプットしていく。
そして、蓄えて積み上げていけば良いだけです。
後半では理由とどこからインプットを得るかを話していきます。
アイデアの種、引き出しを作るため
単純にインプットしていく理由はデザインのアイデアの元となる種、アイデアの引き出し作りをするためです。
そのためには常に
- 自分のデザイン領域だけに固執しない
- 日々目に入るものがデザインアイデアのモトになる
という意識が必要ですね。
自分のデザイン領域だけに固執しない
自分の専門のデザイン領域があると思います。
例えば
- 紙媒体メイン
- ウェブデザインメイン
- プロダクトデザインメイン
- 空間デザイン
などです。
こういった人たちが
- 紙媒体メイン → 空間デザインも見てみる
- ウェブデザインメイン → プロダクトデザインを見てみる
- プロダクトデザインメイン → 有名な画家の絵を見てみる
- 空間デザイン → 紙媒体のデザインも見てみる
と言った具合に、様々な領域を見てみる。
単純にこの例で言えば二次元と三次元がクロスしてたり、動きのあるもの、ないものの違いがあったりします。
こういった違う視点のものと自分の関わっている専門のデザイン領域を掛け合わせていくと、思わぬアイデアが浮かぶことがあります。
掛け合わせ=イノベーションになります。
日々見るもの全てがデザインの種になる
前述の通り、様々なものを自分事として見て意識していると、日々目に入るもの全てがデザインの種になります。
意識をすることで、自分のデザインアイデアの種・引き出しが増えるなら安いですね。
お金はかかりません。
アイデアがない、思いつかない、っていうのはある意味では甘え、とも言えるかもしれません。
つまり、何気ない生活の中にもアイデアは転がっています。
そのアイデアの種に気づくか気づかないかの違いです。
たった一つ、自分の意識だけを変えれば良いだけです。
何からインプットを得るか
大量のインプットはどこから得るか。日々見ているもの全て。
ですが、意識してインプットしていくならば
- 書籍
- ウェブやSNS
- 展覧会やイベント
などから得ることができます。
ここでは例をあげる程度にとどめておきます。
書籍
その書籍自体がデザインだと思えば様々な気づきがあるのが書籍です。
本屋さんで立ち読みしつつふらふら見て回るだけでもかなりの量のインプットを確保できます。
- 雑誌
- 漫画
- 画集
- 写真集
- デザイン本
などが主なものになります。
ウェブサービスやSNS
本屋に行かなくても、ウェブのアートキュレーションサイトや、SNSでもインプットは可能です。
特に有用かなと思うのは
の二つ。様々な人が写真やデザインをアップしているSNSなのでスキマ時間に流し見するだけでも良いと思います。
展覧会やイベント
博物館や美術館、画廊などの展覧会などのイベントも時間を取れればいくのも良いですね。
知らない作家さんやデザイナーの作品を見ると、デザインのヒントがたくさん転がってます。
イベントで言えばTeam Lab.の室内のアートイベント。テクノロジーとアートの融合ですね。
この他にも・・・
- 折り込みチラシ
- フリーペーパー
- CDジャケット
- 電車・バスの車内広告
などなど。
目を向ければ日々の生活の中にアイデアの種、引き出し、ヒントになるものはたくさんありますよ。
複合的な大量のインプットをデザインに
様々な視点からのインプットは、デザインが好きな人からしたらとても楽しい行為です。
でもそれだけではあなたは変わりませんね。
インプットをしたらアウトプット
インプットしてアイデアがたまってきたら、それを自分というフィルタを通して、アウトプットしていく。
インプットして、実践して、アウトプットする。成果物にしていく。
このルーティーンをしていくことでアイデアは枯渇しないし、常に自分のアイデアはフレッシュで新鮮なものにしておくことができます。
新しいものを見て蓄えて、出していく。流行りのデザインやターゲットに合せたデザインもできるようになっていきます。
インプットしたらアウトプット。
バランスよく食べ、出す。
食事と一緒ですね。
好き嫌いなく良質なインプットをしつつ、アウトプットしていけば、間違いなくあなたのデザインは上達していきますよ!
では、今日はこの辺で!