採用活動、されてますか?
これまでの数年間に採用活動の中で僕も多分数十人の方と面接をしてきました。
パート・アルバイトを採用するのにはこの年度始めの時期が一番人が動く時期で採用のチャンスがの時期です。
採用にベストな時期が来ましたね。。年度始めはパート・アルバイト希望者が動く時期です。。
年度末の欠員を補充しなければならないし、求職者も新年度始まって様子がわかってきたところなんで動きがあります。
求人しなければならないならば早めに広告掲載したほうがいいです。— Tomohiro Mochizuki (@mochizo_) 2019年4月20日
僕自身、数十人面接をしてきて、失敗したこともあります。良かったこともあります。
人を採用するのにできることなら失敗したくないですよね。
どうしたら、採用に失敗しないか。
現時点での失敗しないパートアルバイトの採用面接の仕方について僕の答えを解説します。
パート・アルバイトの面接で見るべきポイント
ズバリ、
- 態度
- 笑顔・表情
- 考え方
です。
なんだよ、そんなの当たり前じゃん。
って思うと思いますが。
お店や会社に合った採用基準を作っていますでしょうか。
正直言って、面接する側の観察眼がすごく大事になりますよね。
しかし、パートアルバイト採用の面接って基本的には一度きりで、その面接の数十分の間に採用するかどうか判断する材料を集めなければなりません。
なので、面接ができるかできないか、ではなくできなきゃいけない、くらいの責任のある仕事です。
そして、求職者に対してどんなお店なのか、会社なのかを伝えてファンになってもらうチャンスの場です。
面接で見るポイント① 態度
まずは、面接をする前、お店・会社に来る時間や、席に迎える前の挨拶とか席に座るタイミングなどです。
お店・会社と事前に打ち合わせをして日程を決めた上で面接をするのですから、せめて5分くらい前までに来るのが礼儀、だと思います。
もし遅れそうでも、遅れるとわかったであろうタイミングで電話して申し訳をしてくるようでなければアウトです。
最近は応募して面接日程を決めておきながら連絡もなしに面接に来ない、バックれてしまう人も少なくないですから、応募連絡や、面接日程の打ち合わせの電話連絡などの時の雰囲気も気にします。
面接前に案内されて、「今日はお時間いただいてありがとうございます」「よろしくお願いします」とか一言挨拶があるかどうか、チェックポイントですね。
挨拶はスタッフ・従業員同士でもコミュニケーションの軸になるものだと考えていますので、ここがかけているようではまずダメですね。
面接全体を通して、ちょっとピリッとした緊張感、やる気があるような態度が見えるか。
こんなところを基準に考えています。
態度を見る、ということは
- 来る時間
- 挨拶ができるかどうか
- 緊張感、やる気
がポイントです。
面接で見るポイント② 笑顔・表情
僕のお店は洋菓子店ですから基本的には全員接客業です。製造でも販売でもどちらに配置されてもお店が混雑すれば接客対応をします。
その上で、お客様に対して緊張していても朗らかに笑顔で対応することができるか、をみます。
面接中の話の流れの中で、笑顔が出るかどうか。表情が硬くて場合でも、ちょっと笑えるような話題を振ってみて笑えるかどうか。
もちろんちょっと真面目な話の時にアハハオホホ笑っているようなのはちょっと気をつけますが、そうでなければ大概大丈夫です。
自然に笑える人であればオッケーってことです。
また、求職者がきちんと目を見て、アイコンタクトを取りながら自分の主張を言えるのかどうか、考えを述べられるかも見ます。
それを見るためには、もちろん面接する側も目をみて恥ずかしがらずに話をしなければなりませんよ(笑)。
本能的に人は嘘を言ったり、自信がなかったりすると、目を逸らします。
なので、目を見て話すということは、裏を返せば自分の言動に自信があるってことも言えると思います。
面接という初対面の人と会って緊張する場で目を見るってのはちょっと勇気がいる行為ですからね。
表情・笑顔を見るということは
- 自然に笑顔が出るかどうか
- でなくても笑顔になるか
- 目を見て話をできるか
がポイントです。
面接で見るポイント③ 考え方
育ってきた環境が違うから 好き嫌いは否めない♪
(セロリ SMAP(山崎まさよし))
を思い出しました。
もちろん考え方もそれぞれ千差万別十人十色な訳です。
なんでもキチキチッと四角四面にやりたがる人もいるし、人と人の間に入ってうまくとり持ちながらチームを動かせる人やら、変わったところにこだわりを持つ人などなど。
それを数十分の面接の時間で全てを把握しようとするのは正直言って困難、ではあります。
ですので、僕が面接する時は毎回面接の前に性格診断のようなチェックシートをやってもらっていて、すぐにその場で集計してから面接を始めます。
ウェブ上で探せば色々と使えるサイトがありますのでお好みのものを探すとよいでしょう。
求職者の基本的な考え方や人柄を把握した上で面接するのと、そうでないのとでは全く印象が変わります。
求職者の言動に理由付けができますし、お店の求める人材かどうかの基礎的な判断基準になりえます。
限られた面接の短時間の中でいかに求職者のことを知るかを考えたら、僕としては今はチェックシートなしでは採用活動はできないですね。
考え方、性格によって求職者本人の希望の配置から変える場合もありますし、他の従業員との相性も考えます。
また、チェックシートなどを行わないでも、面接の話の中で簡単な「課題」を出してもいいかもしれません。
仕事上ありえそうな問題をどう対処するのかを聞いてみると、人それぞれの考え方が見えてきます。
考え方を見るには
- 性格診断や適性検査などをやる
- 課題を与えてみる
ってことがポイントです。
考え方を見るための材料としての性格診断まとめ 2019/04/23追記
【無料診断】小さなお店の採用活動の面接時に使える3つの性格診断まとめました。
面接をする側として
面接するのも慣れが必要
パートアルバイト2名面接終わった。
人それぞれの人生があって面白い。その中でそれぞれの考え方とか人柄とかを見抜く力を持たねばならないですよね。
これももう数稽古的な部分は大いにあると思います。
独立してからもう100人近くは面接したかなあ・・・。— Tomohiro Mochizuki (@mochizo_) 2019年4月20日
パートアルバイト2名面接終わった。
人それぞれの人生があって面白い。その中でそれぞれの考え方とか人柄とかを見抜く力を持たねばならないですよね。
これももう数稽古的な部分は大いにあると思います。
独立してからもう100人近くは面接したかなあ・・・。(2019/4/20 Twitter ツイートより@mochizo_
誰でもそうですが、始めっからプロの人事担当ではないので、人を見る目というのは自ら磨いていかなければ、いつまでもなれませんしできるようにはなりません。
ましてや独立したてで、オープニングスタッフを採用するなんていうときは相当失敗しますw
やっぱりそういう意味では普段から人を観察したり、何を考えているのか考えてみたり。
もちろん面接もやりながら面接者側も数を重ねて経験してなれていく、数稽古的な部分はあると思います。
僕自身最初は応募してきた人はどんどん取ってしまえ。あとはなんとかなる!
と思っていましたが、それで取った人はだいたい淘汰されてしまいました。
それで変な人を取って中途半端なところで退職されてしまうと、教育にかけた時間と人件費がもったいないです。
そのコストを別のいい人、お店の求める基準に達している人にかけたほうが何十倍もメリットを産んでくれます。
情に流されないこと
人が足りないからちょっとの間しのぐために取っておこう とか、
自分のところに面接に来る前に何件も断られて職場が見つからなくてかわいそう とか
境遇が大変そうだから、かわいそうだからウチで稼がせてあげよう とか。
こういった感情的な考えは捨てたほうがいいです。
これは大体失敗します。
というか、僕は実際に失敗しました。
ちょっとお店・会社が辛くても、面接で求める基準に達していないと思われたならば、もう一度会ってみるか、そんな仏心は断ち切っておことわりの電話をいれましょう。
失敗した、と思っても
それは採用したあなたの責任です。とっちゃった自分が悪いんです。
従業員になった人を最後まで使うか、途中で解雇するか。
とってしまった限りきちんと対応して対処しましょう。
有意義な採用・面接にするために
ある程度の明確な基準を持つ。ということは採用した後の教育コストにも関わってきますし、結局苦労するのは自分自身です。
また、思い切って履歴書を受け取った段階で内容を見て明らかにダメそうな人は面接で会わずに切り捨てることも大事です。
下手に顔をあわせると情が移って断りづらくなります。
自分なりの基準を作って、有意義な採用活動・面接の時間にしてみてくださいね。