田舎なのに思った以上に売れた、洋菓子店が楽しく取り組める特別な商品作りの方法。(45/100) | トモヒログ
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田舎なのに思った以上に売れた、洋菓子店が楽しく取り組める特別な商品作りの方法。(45/100)

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そんなに売れないだろう、と思って作ったチョコの人形。
バレンタイン向けに作っていたのですが、11体も売れてしまいました。

正直びっくり、でした。

単価としてはあまり高くしすぎないように2000円〜3000円くらいで使っているチョコの重量によって値段を変えました。

そんなお人形のお話。

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初の試み

これまでに何度か、プチピエスを作って店頭に並べたことはありました。

2017年クリスマスに出したもの

しかしそんなに売れず、大きさも小さめだったこともあったのか、そんなによくなかったんですよね。

でも今回最初の写真のような高さ15cmくらいの人形をどんどん出していたら、テンポよく売れていきまして、あまりこういった細工物に馴染みのない地域性でも買っていく人はいるのだとわかりましたね。

再来店対策として

正直言って洋菓子店としては、こういった商品を作る仕事はかなり余裕のあるお店じゃないとできない、というのが現実でしょう。

自分の場合は、何よりもお客さんの目を楽しませて、最悪これが売れなくても、このお店に行けば何か面白いもの、変わったもの、自慢できるものがある。という印象をつけておくことが必要だと思ったのです。

そういったイメージを植え付けられれば、ふと思い出して、もう一度行ってみよう。と思ってもらえるのではないかと考えました。

食べて美味しいだけではないメリット

今回、自分はチョコで、ペンギン、猫、クマ、パンダ、ブタ(トップの写真)、ライオンなど合計11体作ってバレンタインまでには完売。
2、3体くらいが良いところだろうとタカを括っていたので売れていくたびに驚きでした。

買ってもらえた理由、というのを考えてみたんですが、この商品の場合、

  • 食べられる
  • 飾っても置ける
  • 目で楽しんで
  • 食べて楽しめる
  • プレゼントしてもサプライズ感たっぷり

と、まあメリットだらけなのかなあと。

まして、周囲の同業他店ではほっとんどこういった商品を出しているところはありませんから物珍しさマックスです。

メリットがある=価値がある、とも言い換えられますのでそれなりの値段をつけても、お客さんは買ってくれます。

ですので、ちょっと余裕があるお店さんは取り組んでも良いと思います。

ブランディング

お店のブランディング、お客さんへのお店のイメージアップ、などが店頭に並べる目的、にもなるでしょう。

こういった商品を作れる技術があるんですよ
これをもとに、あなたの希望のものもできますよ

というようなことのアピールにもつながりますね。

こういったイメージ、ブランドがお客さんに根付くことで、お客さんはお店の根強いファンになっていくものだと思います。

お客さんからの声

「これ食べられるんですか?」という声がとても多かったです。

「ケースと、台紙以外は全部食べられます」というと驚きながら、もったいない、でもどんな味なのだろう、と人形たちの前でまじまじと見ている様子が印象的でしたね。
しかし、もったいないと言いつつどんな味?とは、食べんのか食べないのかどっちなんだと、突っ込みたくなりましたね(笑)

お店のスタッフにとって

今回は自分一人で作りましたが、こういった商品を製造のスタッフみんなでワイワイしながら組み立てるのも、たまには良いかな?とも思いましたね。

もちろん、その人それぞれの個性が出ますし、ポーズや表情がそれぞれ違って、お客さんとしても楽しめる。

日頃の仕事から変わったことをすることで、また日々の仕事にも打ち込みやすくなるのかなとも。

何よりも、自分が作った個体が売れていったときは本当に嬉しいものですしね。
そういう成功体験を実感してもらうこともスタッフ教育に取り入れていこうと思いましたね。

できるならなんでも

なんでも良いと思います。

たまには仕事の中でアソビをいれると普段の仕事もバシッとやりたくなるもんです。

飴細工でも、パスティヤージュでも、チョコでも、マジパンでも。

普段やってないことをやってもらってみる。やってみる。

そうすると、お店全体が活気付く。

お客さんも楽しくなる。

と良いことづくめです。

ちょっとハードルが高いかもしれませんが、えいっとやってみると、楽しいですよ!

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