僕はチラシやカタログなど販促物をデザインする時には自分で写真を撮ります。
知識としては知っていたのですが、絞り=f値とシャッタースピードの関係について実際に写真で解説してみようと思います。
初心者でもわかる様に難しいことはおいといて簡単に説明しようと思うので、詳しいことを知りたい方はプロ向けのところへどうぞ。
ではいきましょー。
絞り(F値)とシャッタースピードとは
どちらも一眼レフやちょっといいカメラを使っていると数値を変えられると思います。
感覚的にわかっていても、どういう時にどうしたらいいのか、ってことまでは知らない方。多いと思います。
僕もそうでした。ので、簡単に説明したいと思います。
絞りとシャッタースピードは特に写真の明るさに関わっているもの、だと思ってください。
詳しく説明します。
絞りとは
絞り(F値)とは、どれだけレンズを通して明かりを取り込むか、ということだと思ってください。
F値が小さければ、絞りが大きく開いて、たくさん光を取り込むので、明るくなります。
F値が大きくなると、絞りが小さく開くので、取り込む光の量が少なくなるので、暗くなります。
シャッタースピードを変えずにF値だけ変えた作例です。
画角は全く一緒ですが、F値が小さい(4.5)と明るすぎて真っ白(笑)
これをF値を18にすると写真として見れる様になりました。
また、絞りによって、写真のイメージも変わってきます。
F値を小さくすれば焦点以外はピントがボケます。
F値を大きくすれば写真全体がはっきりくっきり写ります。
絞り まとめ。
まとめると、
こんな感じですね。
シャッタースピードを固定とすると、F値を変えることで、明るさを調整したり、ボケ感を変えて写真そのもののイメージを変えたりすることができます。
シャッタースピードとは
シャッタースピードは、カメラのシャッターがどれだけの時間を開けるか、を示した数値です。
カシャッなのか、カ・・・・・シャっ。なのか。(わかりにくいですかね。)
シャッタースピードを早くする=開けている時間を短くすると、写真は暗くなります。
シャッタースピードを遅くする=開けている時間を長くすると、写真は明るくなります。
つまり、カメラに入ってくる光の量が、シャッターを開けている時間が長ければ長いほどたくさんの光を取り込むので、明るくなる、ということです。
分数なのでわかりにくいかもしれませんが、分母が大きければシャッターが開く時間が短くなるので、暗くなります。
分母が小さければ、シャッターが開く時間が長くなるので、明るくなります。
また、動いているものの写真を撮るとき、シャッタースピードによって残像が残ることがあります。
一瞬を切り取るのが写真ですから、長い間シャッターを開けていると、残像が残ります。
瞬間的に短い時間シャッターを開ける様にすれば残像がない、はっきりとした写真になります。
これを利用した写真がこちら。
シャッタースピードを遅くした(1/10)写真は川の流れが残像になって、水しぶきが白く絹糸の様になっていますが、シャッタースピードを早くした(1/320)の方は水しぶきの水玉まで見える様になっていると思います。
シャッタースピードに合わせて、明るさも変わっています。
シャッタースピード まとめ
こんな感じですね。
動くもののはっきりとした写真を撮るぞ、というときはシャッタースピードを早くして撮るとしっかりと撮れますし、残像が残るとスピード感とか動いてる感じが写真で表現できますので、撮りたい写真のイメージによって変えるといいですね。
絞りとシャッタースピードを極める・・・!
一眼レフやコンデジなどのカメラで写真を撮るときに、
- なんか暗いな
- ぶれちゃう
- 全体をはっきり撮りたい
- ボカしたい
って思ったらこの記事を思い出してもらえたら嬉しいです。
写真を撮るときは絞りもシャッタースピードもどちらも絡み合って写真を撮ることになりますので、「こんなイメージで撮りたい。」という意図があると絞りとシャッタースピードとどちらを直せばいいのかがはっきりとします。
- 背景をボカして明るく。ならば、F値を小さい値にして、シャッタースピードを少し早めにする。
- 風景全体をはっきりと撮る。ならばF値を大きい値にして、シャッタースピードを長めにする。
などですね。
写真を撮るときにあまりにも明るすぎたり、暗すぎたりすると、いくらパソコンで修正をしても使えない写真になってしまいますので、ある程度適切な明るさで使いやすい写真を撮ると、そのあとの編集作業も楽に進められますよ。
山梨に行ってきたときに自分なりに一眼レフのカメラで実験してみた作例を交えながら解説させていただきました!
絞りとシャッタースピードの使い方をマスターして極めて、楽しいカメラライフを♪
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