チョコレートで何かお菓子を作ってみたい。ボンボンショコラや、生チョコ。ガトーショコラ、チョコのマカロン・・・。チョコレートを使ったお菓子を作ってみたいけど、どんなチョコを使ったらいいのかわからない。誰か詳しい人に教わりたいです。とお悩みのあなた。
はい、私がお答えしましょう。
というのも、僕は洋菓子店を経営しておりまして、年末からバレンタイン、ホワイトデーにかけて毎年ボンボンショコラを1シーズンで1万粒くらいたった1人で作っております。。。
いわば、ショコラティエ、といえばカッコよく聞こえるでしょうか。
チョコを使い倒した私が素朴な疑問にお答えします。
お菓子作りにおすすめのクーベルチュールチョコレート
おすすめのお菓子用のチョコレートですが、美味しいチョコレートのお菓子を作ろう、と思うのなら、ぶっちゃけて言えば
クーベルチュール
と書いてある製菓用のガチのチョコレートをお買い求めください。
これだけで絶対的に美味しくできますし、ハズレることはありません。
クーベルチュールは製菓用のチョコレート規格で、ルールに則った混じりっけのないチョコレート、だと思っていただければOKです。
そのため、お菓子メーカーの板チョコから比べると量もお値段も多少張ります。
しかし、お菓子のためなら、是非クーベルチュールのチョコレートをおすすめします。
チョコレートのお菓子の種類
チョコ菓子と一口に言っても様々なものがあります。
- ボンボンショコラ
- 板チョコ
- 生チョコ
- ガトーショコラ
- チョコを使った焼き菓子
などですね。
ちなみに。
市販のお菓子メーカーの板チョコには、カカオバター以外の植物油脂や安定剤がクーベルチュールよりも多く含まれています。
万が一管理が悪くて溶けてもあまり品質が劣化しないようにするためです。
チョコレートの種類は
チョコレートには主に3種類あって
- ダーク(スイート)チョコレート
- ミルクチョコレート
- ホワイトチョコレート
の3種。
レシピにそって、合うものを選びましょう。
お菓子用おすすめクーベルチュールチョコレート5選
お菓子に使うチョコレートのおすすめをご紹介します。
最初に書いた通り、クーベルチュールを使えばまず間違いないですので。
今回はクーベルチュールをご紹介します。
ヴァローナ Valhona
フランス ヴァローナです。
チョコレートでは最高級クラスのブランドになります。
特にその中でも味のバランスが良くて使いやすいのは
ヴァローナ フェーブ カライブ66%
です。
カリブ海沿岸の国で収穫されたカカオをベースに作られたクーベルチュールチョコレートで、しっかりとしたチョコレートらしい香りと優しい酸味が特徴です。
ヴァローナのフェーブは、可愛い形になってるので、そのままでも食べやすいサイズ。
あとは、分量を計るときにも削ったりしなくても計れるので楽チンですね。
カオカ KAOKA
カオカもフランスのメーカーです。
チョコレートのメーカーとしてはまだ新しい方ですが、健康志向の方に特におすすめしたいチョコレートです。
なぜなら、カオカのチョコレートは
全てオーガニック原料から作られているから
チョコの原料になるカカオも、ミルクもオーガニックの原料なんです。
また、カオカはカカオ生産者保護にも積極的で、カオカのチョコを買うと、その売り上げの一部がカカオ生産者の方の生活支援や生産施設の補助に使われています。
カオカのチョコを買えば、美味しくて、健康的で、社会貢献も出来る。
なんと一石三鳥のチョコレートというワケです。
カオカで僕がおすすめするのは
カオカ トロアコンチネンツ 61%
こちらも世界中のカカオをバランス良く配合したどんなお菓子にも相性がいいダークチョコレートです。
カオカでもう1点 リオアリバ 70%
70%の高カカオ分らしい、カカオをしっかりと感じられるチョコレート。
香りが赤いベリーを思わせる香りと強めの酸味が特徴です。ラズベリーやイチゴなどと合わせるとGood!
カレボー Callebaut
チョコレートの本場 ベルギーのメーカー。カレボー(Callebaut)
世界で一番チョコを売っているメーカーだそうです(カレボーのメーカーさん曰く)
最近ではルビー色のカカオから作り出したルビーチョコや、キャラメル感のあるゴールドチョコなど、新しいチョコの開発にも積極的に取り組んでいます。
おすすめはカレボー 3815です。
カレボーが日本向けに開発したスイートチョコで、日本人好みのチョコレートらしいチョコの味です。
世界向けは2815という品番で、このシリーズはメーカーの方いわく、世界一の売れているチョコレートなんだそうですよ。
あとカレボーで忘れてはいけないのはルビーチョコ。
ルビーチョコは今までになかった新しいチョコレートで分類としてはミルクチョコになります。
無着色でこのルビー色。カカオそのままの色をチョコレートに残しました。ほのかにベリーのような香りがあり、他のチョコレートにはない強い酸味が特徴です。
赤ワインやベリー、マンゴーなど様々な素材とあわせて、楽しいチョコレートですね。
チョコレートを使ったお菓子のレシピ
生チョコやボンボンショコラのセンター、クッキーでサンドしたり、マカロンに使ったりとチョコレートのクリームの定番。
ガナッシュクリームのレシピ解説はこちら。
生クリームとチョコだけ出来る簡単ムースレシピ解説!
お菓子に使うならきちんとしたチョコレートを
お菓子に使うなら、是非きちんとしたクーベルチュールチョコレートを使ってみてください。
プロ用の業務用チョコレートなので、ご家庭で作るのにはちょっとハードルがあるかもしれません。
でも、プロが使うチョコレートを使えば、気持ちも上がりますし、一歩プロの味に近づくことができます。
余ったら少しずつおやつに食べても美味しいですし、チョコレートに含まれるカカオポリフェノールには健康効果もあります。
今回紹介したチョコレートはほとんどスイート・ダークチョコレートでしたが、ミルクチョコレートやホワイトチョコレートもメーカーや銘柄によって味も見た目も千差万別。
魅惑のチョコレートの世界に酔いしれて、チョコレートのお菓子を作るときにはクーベルチュールのチョコレートに挑戦してみてはいかがでしょうか。
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