広告やデザイン業界で仕事をしていると「トンマナ見せてください」とか「この案件のトンマナどんなだっけ」などといった話が出てきます。
デザインを仕事にするならば「トンマナ」の意味は知っておきたい言葉の一つです。
「トンマナ」とはどういった意味なのか、解説いたします。
広告・デザイン業界でよく言われるトンマナとは?
「トンマナ」とは、「トーン&マナー」(tone and manner)の略。
日本語に置き換えれば「調子と様式」とか(「色味と制約」とか)そういった意味になります。
トンマナの意味
広告やウェブ制作において、商品やプロモーション、ブランドのイメージを作る上でのデザインルール。という風に考えるとわかりやすいです。
ブランドや媒体のコンセプトに合わせた、色使いや形式、雰囲気に一貫性を持たせてデザインすることで、ブランドや媒体の価値をストレートに伝えることができます。
ブランドの価値を伝えること、ブランディング進めるためには必要なものになります。
デザインをチームで制作していく上で、一定のルールがあることで無駄な作業を減らすことにもなります。
【具体例】トンマナがブランドの基礎になる
トンマナがブランドイメージを作る基礎になっているということは理解できたかと思います。
- Appleらしさ
- マクドナルドらしさ
- グーグルらしさ
- facebookらしさ
それぞれのブランドにイメージがあると思います。
トンマナはブランドの価値を伝えるツール作り
トンマナをつくるには、そのブランドのコンセプト(革新的、自然素材、昔ながらの、素朴、手作りなど)をあらいだします。
それに沿った、色やフォント、構成を考えます。
それらをまとめたルールが「トンマナ」ですね。
トンマナがガチガチの例
僕の中でトンマナガチガチの例と言えばMacやiPhoneのAppleです。
AppleがAppleらしくあるために。
Appleの製品、広告、ウェブサイト、テレビCM、取扱説明書に至るまで。何をとってもAppleだとわかるのは、デザインに一貫性があって、トンマナが徹底されているからです。
細かく言えば使うフォントや色、構成。
その一つ一つにAppleらしさが詰め込まれています。
メルカリのトンマナ例
ここ数年で急激に成長したメルカリも、しっかりとしたトンマナがあります。
最近メルカリのロゴが変更されたことが記憶に新しいですが、そこにもブランドの個性や思い、コンセプトが織り込まれています。
デザインにおけるトンマナ
トンマナ。とは「Tone and Manner」「調子と様式」の意味でした。
トンマナに沿ってデザインするということは、そのブランドの世界観を統一して、見た人に伝わりやすく、製品、広告、ウェブサイト、CMなどのブランドを表現するもの全てにブランド価値を伝えることになります。
ブランディングの基礎にもなるということですね。
ブランドがブランドらしくあるために。
伝えたい価値をすっきりと伝えるために。
必要不可欠なものがトンマナです。
人気記事 【価格比較】グラフィックデザイナーが選ぶおすすめネット印刷サイトまとめ!【印刷通販】
人気記事 店舗経営者が導入したいキャッシュレス決済サービスまとめ。+おすすめ5選