【売れる看板商品作り】洋菓子店の商品作りのコンセプトの作り方、考え方とは? | トモヒログ
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【売れる看板商品作り】洋菓子店の商品作りのコンセプトの作り方、考え方とは?

この記事は約5分で読めます。

la-fontaine / Pixabay

売れる商品を作りたい、誰もお店をやっていると考えることですよね。

新商品立ち上げをするとき、何を考えて作り始めますか?

僕のお店ではいきなり商品を作らないで戦略的に売れるように考えてから作り始めました。
そうすることで、商品自体の目標やゴールが見えます。

売れる商品を作るために必要な考え方をご説明します。

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コンセプトメイキングをしっかりやってみた当店の事例

売れる商品を作るためには、企画ありき、コンセプトありきで初めて行く方が売りやすいですし、商品作りも楽に進めることができます。

僕のお店の商品でがっちりやったのは、こちらの記事をご覧ください。
【自店事例】個人洋菓子店の看板商品作りの第一歩、商品プロデュース。地域価値を伝える商品作り。

おかげさまで売れ行きは好調です。
【自店事例】個人洋菓子店の看板商品作りの第二歩目。売上比率を伸ばす店内訴求の2つの方法。

コンセプトを作る

早速、どんな商品にするのかを考えます。

コンセプトでわかりにくいのであれば、その商品のストーリー、お話を考えるとも言えますね。

コンセプトの要素となり得るのは、様々です。

僕の事例でいけば、発端は「土産菓子をつくる」というところから始まっています。
プラス、地域の観光資源をフックにするということ。です。

そこから派生してどんな商品にするとお客さんに欲しいと思ってもらえるかを考えます。

商品の目的

何のためにその商品を作るのか、が1つ目のキーポイントです。

土産菓子なのか、季節のお菓子なのか、おやつ菓子なのか、贈答用のギフトなのか。

目的によって作るべき商品の幅が狭まりますよね。

土産菓子なら常温でもっていけるもの
季節のお菓子なら、生菓子でも焼き菓子でも
贈答用ギフトなら、ショコラとか、コンフィチュール、焼き菓子など。
(思いつきですので他にもあるかもしれませんけど、お赦しを・・・)

商品の目的を決めることでどんな商品にするべきかも一緒に決まります。

商品コンセプトの型は

  1. 商品の目的
  2. いつどれだけ売るか?(期間・時期)
  3. どれだけの量を売りたいか?(販路・生産量)
  4. 誰に勝って欲しいか?ターゲッティング
  5. その商品で伝えたいことは?ストーリー性

の5点になります。

コンセプトを考えるとき、この順に沿って考えると割とスムーズかなと思います。

いつ、どれだけの期間売りたいか。

季節物であればその季節限定でいいですし、今年の新商品!というなら1年とか数年という単位になります。

またイベント限定の商品としてバレンタインだけ、ホワイトデーだけ、こどもの日だけ何てこともありますよね。当日限定の1日間だけの商品ってこともありえますね。

どれだけの量を売るのか

洋菓子店の個人店では作れる量に限りがあります。ですので、どれだけの量を売るのか、売りたいかも考えておきます。

自店舗だけでの販売なのか、販路を広げて、卸し販売で他店で販売してもらうのかでも必要な生産量に大きな違いがありますよね。

誰に買って欲しいのか

ターゲッティングをしましょう。その商品を誰が買うのか、誰に買って欲しいのかを考えます。

お土産としてであれば、どんな人でしょうか。
地域に観光に来た人、仕事で手土産に持っていくビジネスマン、帰省してくる人、帰省から帰る人などが考えられますね。

もっと深く考えて、年齢層、性別、どんな職業か、収入とか趣味趣向など具体的にすればするほど商品のコンセプトとしてしっかりしていきます。

とはいえ、この場合はどんな人なのか、ぼんやりでも持っておくことが大事です。

この商品であなたの伝えたいことは?

コンセプトの根幹とも言える部分になります。

あなたがその商品でお客さんに伝えたいことは何でしょうか。

商品の美味しさ?地域の歴史?地域の特産品?お店の歴史や思い?

なにか、こういったストーリーを考えておきましょう。

これは後でパッケージやPOPなどで迷ったときに拠り所になります。

コンセプトができたら

だいたいどんな商品にするのかは見えてきているはずですのでこの後は、コンセプト則って具現化、具体化していく作業です。

レシピ・試作

あとはコンセプトに則ってどんな商品にするのかを考えてレシピ出して試作して作っていく作業になりますね。

お菓子の経験がある方ならば、得意だと思いますので割愛しますね。

パッケージング

パッケージまで落とし込めたら、ある程度完成と言っていいと思います。
これもどこまで売るか、作るか、といったところでやるやらないはあっていいと思うので、不要であればやりません。

パッケージにはコンセプトに沿ったデザインや商品説明などを盛込みましょう。

商品名

直接商品のコンセプトを伝えやすくて、わかりやすいのが商品名です。

考えた商品のストーリーやコンセプトを表現できる言葉を洗い出して商品名を作っていきましょう。

コンセプトを考える上で大切なこと

売り手の技術や考えを軸に考えるプロダクトアウトな面と、お客さんのニーズから商品を考えるマーケットインな面と、両面から商品作りを考えることが大切だと思います。

どうしても商品を作ることが得意な方は、いわゆる職人気質だと、作り手の独りよがりな商品になりがちです。
そのため、材料や製法にこだわるあまり、売れない商品を作ってしまうことがあります。

お客さんの求めているものを1つの軸として考えることでお客さんに寄り添った商品にすることができます。

もちろんどちらにも長所、短所があります。

ですから、プロダクトアウト、マーケットインどちらも考えた商品作りをコンセプトに盛り込むことで売りやすい商品作りにつながると思います。

 

何か新商品とか看板商品を作ろうと思っている方はぜひ参考にしてみてくださいね。

 

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