うちの商品やサービスを新聞や雑誌、テレビに取り上げて欲しい。
そうすればきっとたくさんのお客さんがお店に来て繁盛するのに。。
そんな風に思ったことありませんか?
ない、とは言えないですよね、きっと。
一度は思ったこと、あるはずです。
でも、そのために、何をしたらいいのか、全くわからない。
そんな方がほとんどなんです。自分も最近までそうでした。
小さなお店をやっていると、お店のことに夢中になって、いいものを作っていれば、お客さんは来る。
と思っていました。
そのために必要なのは、「プレスリリース」です。
プレスリリースとは
報道期間に対して情報提供をすること。
です。
また、その書類や方法のことを言います。
テレビや新聞社、雑誌の編集社へ情報提供をすることです。
簡単に言えば、報道機関にこんな話があるので、報道してください。てなことですね。
なので、報道機関(=プレス)への情報提供(リリース)というわけです。
プレスリリースの目的
プレスリリースをすると、報道機関の記者がリリースの内容を見て記事にするか、報道するかどうかを決めます。
プレスリリースを出す企業は、報道機関に「取材してもらおう」とリリースを出しているのです。
記事を出すかどうかは、その報道機関の記者次第なので、ニュースとして価値がある話題である必要があります。
記事として載るには広告として掲載してもらう方法もありますが、大きな違いがあります。
リリースで掲載がされる場合には、無料で、第三者である記者さんの視点で記事を書いてもらえます。
広告の場合は、出稿するためには有料です。しかし、内容は出稿する側の自由になります。
地方ほどプレスリリースは求められている
東京や大阪などの大都市圏だと、会社や組織の数も人口も多いため、話題はたくさんあります。
しかし、地方であればあまり話題が集まらず、紙面を埋めるのも大変なんだそうです。
ですから、常に報道機関はニュースや話題を求めています。ニュースとして価値のある内容のプレスリリースであれば、取り上げてもらえる可能性は高いです。
プレスリリースの書き方
基本的に、宣伝や売り込みでは、掲載されないと思っておいたほうがいいいでしょう。
公共的な立場の報道を私的な利益のためには使えないからです。
宣伝や売り込みならば、広告費を支払って、広告を出してください、ってことになります。
なんらかの公共性がないと取り上げてもらえないですから、地域や人々にとって役に立ちます。という立場で文章を組み立てます。
プレスリリースの出し方
出す内容によって、出す先を変えるべきです。
スポーツ新聞に、グルメ情報を送っても取り上げられにくいのは理解できると思います。
自分の出す話題を取り上げてもらえそうなところ、取り扱っている報道機関の部署に提出するほうがいいのです。
ファクス
地域の新聞社やテレビ局にファクスで送る方法です。
写真を乗せるとモノクロで潰れてしまいますが、文章をきちんと書いておけば取り上げてもらえる可能性はあります。
また、割と一般的に多く行われている方法ですね。
郵送
きちんと届ける先を書いて送ることで効果があります。
カラーで印刷した写真もきちんと見てもらえますので、その点は有利になるかなと思います。
記者クラブ
省庁や、各都道府県の県庁、主要都市の役所などに記者クラブはあります。
記者クラブにプレスリリースを出す場合は前もって記者クラブに電話などで資料をいくつ持っていけばいいか聞いておくと良いです。
あとは、直接出向いて、受付の方に「報道資料を持ってきました。」と伝えればどうしたら良いか教えてもらえます。
場所によって、自分で報道機関ごとのポストみたいなところに投げ込むところもあれば、受付の方が投げ込んでくれるところもあるようです。
地域の報道機関が集まっている場所になりますので、近くに記者クラブがある方は活用してみては。
場合によってはその場で取材してくれる記者さんもいるとか。。
メール
最近ではウェブ上のメディアも多くありますので、そういったところへのプレスリリースはメールでということも多くあるようですね。
写真などのデータも送ることができて便利ではあります。しかし、記者さんのメールボックスにはたくさんのメールが届くので、タイトルで削除されないようなタイトルをつけて送る必要がありますね。
プレスリリース配信サービス
プレスリリースの配信を代行してもらえるサービスです。
数多くの報道機関にリリースを出してもらえるので、利用価値はあると思います。
しかし、記者さんからすれば、売り込みのリリースが多いように思われているようですので、数打ちゃ当たる、と思って出すのでなければ、これ以外の方法を選ぶほうが取り上げられやすいのかなと思います。
プレスリリースとはいえ。
取材をしてもらうために出すリリースですが、それを読むのは記者さんであり、その記者さんもロボットやAIではなく人間です。
ですので、その記者さんとのコミュニケーションを大事にしていくことが取り上げてもらえる近道だったりします。
大量に出すことより、しっかりとニュースとして価値のある内容を出していくことが大切なことになるでしょう。
ぜひあなたもやってみてください。